「北方真獣類になります。」

「聞いたことがない名前ですね」と町会長。

「ウィキペディアの『北方真獣類』に、『北方真獣類は、互いに姉妹群であると考えられる2つの大クレード、すなわち、モグラ・クジラ・ウシ・ウマ・コウモリ・ネコなどの仲間を含むローラシア獣類と、ネズミ・ウサギ・サルなどの仲間を含む真主齧類(しんしゅげつるい=超霊長類)とをまとめたクレードである。』という説明があります。」

「『真主齧類』は聞いたことがない言葉ですね」と町会長。

「ウィキペディアの『真主齧上目』に、『真主齧上目(しんしゅげつじょうもく)は、遺伝子配列解析とレトロトランスポゾン・マーカーのデータに基づく哺乳綱の上目で、ネズミ目、ウサギ目、ツパイ目、サル目、ヒヨケザル目からなる』という説明があります。」

「『真主齧類』ではなく、『真主齧上目』なのですね」と町会長。

「ウィキペディアの『類』に、『生物分類で用いられる「綱」「目」「科」「属」などの分類群を慣用的に指すための語』という説明があります。」

「それでは、『類』というのは、分類学上の正規な用語ではないということですか」と町会長。

「そこが紛らわしいのですが、分類の階級を表すための正確な用語ではないということは確かです。」

「『分類の階級』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『階級 (生物学)』に、『生物学・分類学において階級は、門・綱・目・科・属・種などの、分類の階層のこと。分類階級(ぶんるいかいきゅう)とも言う』という説明があります。」

「『上目』というのは、『目』という階級をさらに細かく分類したということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。『類』は階級を表す用語ではないのですが、『真獣類』の日本大百科全書(ニッポニカ)の解説に、『哺乳(ほにゅう)綱獣亜綱真獣下綱に属する動物の総称』という説明があるので、『類』は『階級』に属する動物を指すときに使われるようです。」

「なるほど。ところで、『レトロトランスポゾン・マーカー』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『レトロトランスポゾン』に、『レトロトランスポゾンは、トランスポゾンつまり「可動遺伝因子」の一種であり、多くの真核生物組織のゲノム内に普遍的に存在する。レトロトランスポゾンは、自分自身をRNAに複写した後、逆転写酵素によってDNAに複写し返されることで移動、つまり「転移」する。DNA型トランスポゾン(狭義のトランスポゾン)が転移する場合と異なり、レトロトランスポゾンの転移では、DNA配列の複製が起こる。「レトロトランスポゾン」は「レトロポゾン」とも呼ばれる』という説明があります。」

「難しい説明ですね」と町会長。

2021/2/12

<イノシシ後記34>
アマゾンでもっとしっかり圧着できる工具はないかと探してみたら、ラチェット機構を備えた圧着工具があったので購入して、試してみた。スリーブがしっかり締め付けられて、ケーブルが抜けなくなった。

ラチェット機構は、歯車が一方向にしか回らないようになっているので、ラチェットレンチとかラチェットドライバーなどに使われている。

ラチェットレンチとかラチェットドライバーがなぜ便利なのかは、使ってみれば、すぐ理解できる。ナットが一方向にしか回らないと、締め付けた後、逆方向にレンチを回せば、ナットをくわえた部分がすべるので、レンチ本体は締め付ける前の位置に戻るが、ナットをくわえた部分は締め付けた後の位置のままだ。

普通のレンチで締め付けた後、逆方向にレンチを回せば、締め付けたナットが元に戻ってしまい、何回繰り返してもナットは締まっていかない。ところが、ラチェットレンチは、本体を締め付ける前の位置に戻すと、ナットは締め付けている部分はラチェット機構で滑って回らないのが、本体のハンドルは元の位置に戻っているので、そこから締め付け動作を繰り返すだけでナットが締まっていく。要するにラチェットレンチのハンドルを適当な幅で行ったり来たりさせるだけでナットが締まっていくのだ。

ラチェットレンチの原理は、使ってみれば、すぐ分かるが、圧着工具でラチェット機構がどのように使われているのか想像するのは難しい。残念ながら、どう使われているか見えないからだ。

使ってみると、締め付けが完了するまでハンドルが元に戻らないようになっていて、スリーブを圧着工具の先がしっかりくわえたままなのだ。締め付けが完了しなければ、その状態からもう1度力を加えることができるので、ここにラチェット機構が使われていることが分かる。中が見えないので確認はしていないが、ラチェット機構に連動するように、てこの原理が上手に使われているのだろう。

2024/2/1